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韮山反射炉

明治日本の産業革命遺産

背景

天保11年(1840)のアヘン戦争を契機に、日本では列強諸国に対する軍事力の強化が大きな課題となりました。それを受けて薩摩や佐賀などの各藩では、西洋の先進的な技術の導入が積極的に行われるようになります。 幕府においても韮山代官江川太郎座衛門英龍(坦庵)を初めとする蘭学に通じた官僚たちにより、近代的な軍事技術や制度の導入が図られ始めました。 江川英龍は一連の海防政策を幕府に進言し、そのうちの鉄製大砲を鋳造するために必要とされたのが、反射炉でした。

見どころ

韮山反射炉

「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産登録されている反射炉です。実際に稼働した反射炉として国内で唯一現存しています。
反射炉とは17世紀から18世紀にかけてヨーロッパで発達した金属を溶かして大砲などを鋳造するための溶解炉です。発生させた熱や炎を炉内の天井で反射し、一点に集中させることにより、数千度の高温を実現します。

ガイダンスセンター

韮山反射炉の築造に至る時代背景や経過から、稼働当時の状況、そして現在に至るまでの保存の取り組みなどについて、迫力あるプロジェクションマッピングや展示物で体感することが出来ます。

盟主「江川英龍」の偉業

韮山反射炉の生みの親である「江川太郎左衛門英龍」は地元では今も親しみをこめて「たんなんさん」と呼ばれています。
坦南公は韮山反射炉の築造をはじめ、西洋砲術の導入や品川台場の築造、パン食の導入など幕府の海防政策を推進しました。日本に進出して来ようする列強国と対峙していくための数々の偉業を知ることが出来ます。

基本情報

名称 韮山反射炉
所在地 静岡県伊豆の国市中268
TEL 055-949-3450
FAX 055-944-6886
開館時間 3月~9月:9時~17時
10月~2月:9時~16時30分
休館日:毎月第3水曜日
観覧料 一般:500円
団体(20名以上):450円
小中学生:50円
駐車場 普通車 150台 大型バス10台
URL https://www.city.izunokuni.shizuoka.jp/bunka_bunkazai/manabi/bunkazai/hansyaro/
注意事項 特殊事情により臨時休館とする場合があります。
詳しくは上記URLからご確認ください。
写真/動画等の撮影 可 ※媒体への掲載については要申請
ペット同伴 不可

アクセス

電車

伊豆箱根鉄道「韮山」駅から徒歩17分。 タクシー、シャトルバス、レンタサイクル又は観光案内所をご利用の方は、「伊豆長岡」駅で下車。

伊豆縦貫道 江間ICで降り、東へ進み県道134号線を北上。約11分。

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